推論 神武天皇は雄略天皇

日本神話において、東征は、神武天皇とヤマトタケルの2つがある。
神武東征において、タケミカズチがフツノミタマという剣をタカクラジに渡す。
フツノミタマは、奈良県天理市の石上いそのかみ神宮の祭神だが、天孫降臨においても、タケミカズチとフツヌシが出て来て、タケミカズチはタケミナカタを倒す。
タカクラジ(熊野)とタケミナカタは長野県(ナーガ=蛇の国)に移住する。
アメノカグヤマ(=タカクラジ=タケミナカタ)は、ヤマタノオロチと考えられる。(*1)
タケミカズチは茨城県の鹿島神宮、フツヌシは千葉県の香取神宮、タケミナカタは長野県の諏訪神社の祭神だ。
天孫降臨は島根県、神武東征は奈良県で、関東甲信越の神々が出て来るのは不自然だろう。
ヤマトタケルが雄略天皇だとすると、雄略東征の頃には、多氏(千葉氏の先祖)が関東地方を支配していたと考えられ、そこでなら、タケミカズチとフツヌシが出て来てもおかしくはない。(*2)
日本神話においては、一人が複数の人々を演じたり、その逆もある。
時間も前後することがある。


*(ソース)
  1. 推論 スサノオノミコトの正体はホアカリ
  2. 推論 ヤマトタケルノミコトは雄略天皇