◎ 2011年4月14日 (木) 生体移植
読売新聞サイト
『10代の脳死移植、肝臓と腎臓終了
改正臓器移植法に基づき、15歳未満で初めて脳死と判定された10代前半の少年からの臓器移植手術が13日、大阪大病院など全国5病院で行われた。
国内初となる10代の患者間の心臓移植は13日午前、阪大病院で無事に終了した。両肺は東北大病院で50代女性に移植されている。肝臓は、北海道大病院で先天性代謝性肝疾患の20代男性に、腎臓は東京女子医科大病院で慢性糸球体腎炎の60代男性に移植された。
膵臓ともう一つの腎臓は、藤田保健衛生大病院(愛知県)で糖尿病の30代女性への移植手術が行われており、14日朝に終了する見通し。』
生体移植が行われたようだが、嫌悪感しかない。
生体移植の犯罪は、全く防ぎようがないし、発覚しないから検挙もできないのだが、覚悟はできているのか?
カネさえあれば何でも許される社会には反対だ。
無政府主義社会ならば、原発も生体移植も存在し得ないのだが。
高度に発達した科学技術と医療技術は、人間の生活を不幸にしたとしか思えない。
それらを扱えるだけの力量を人間は持っていないのである。
◎ 2011年4月15日 (金) 大震災が政争の道具化
読売新聞サイト
『「住めない」発言について〜自民党の谷垣総裁が14日、早期退陣を要求したほか、伊吹文明元財務相は伊吹派会合で「菅内閣そのものが(日本にとって)大災害だ」と指摘し、民主党議員から菅政権打倒への協力の呼びかけが自民党側に寄せられていることも明らかにした』
『一方、自民党の大島理森副総裁は党本部で記者団に「人の心が分かっていない。発言があったとすればリーダーの資格はない」と批判。公明党の山口代表も党中央幹事会で「極めて無責任な発言だ。どれほど影響があるかを踏まえて対応してほしい」と訴えた。』
「2011年3月29日 (火) 民主党と官僚のクーデター」と「2011年4月14日 (木) 現実を直視した発言の是非」に書いたが、やはり、与党と官僚のクーデターには、野党も絡んでいたようだ。
野党は、以前から首相が退陣しないと大連立はしないと注文を付けていた。
与党、野党、官僚、マスメディアによるクーデターに産業界が絡んでいないわけがない。
これは、見かけ以上に大規模な陰謀に思われる。
日本の政治は根から腐っているのである。
『「人の心が分かっていない。」』とあるが、この大混乱に、また数十年に一度の災害における地方自治体首長の言動と心理に理解を持てる人間などほとんどいるとは思えない。
人の心が分かっていないのは、むしろ、それを言った本人であろう。
被災者そっちのけで、政争に拍車をかける政官民の巨大権力集団が、この国を牛耳っているのである。
次に災害に遭遇した首相ならば、確実に対処できるだろう。
具体的には、報道の前に自治体首長に話すのである。
◎ 2011年4月15日 (金) 日本社会の今後
読売新聞サイト
『津波伴うM8級、1か月内にも再来…専門家
京都大防災研究所の遠田晋次准教授(地震地質学)は全地球測位システム(GPS)の測定データから、海のプレート内部で引っ張られる力が強くなっていることを突き止めた。明治三陸地震(1896年)の37年後、昭和三陸地震を起こしたメカニズムと共通しているという。「今、昭和三陸規模の地震が起きると、仙台市で10メートルの津波が押し寄せる計算になる」と言う。』
これだけ具体的に未来の災害予知ができるのは良い事である。
俺も今後の日本社会を占ってみよう。
今や、日本人の心理の荒廃は完全に表面化し、いずれ社会全体を飲み込んでしまうだろう。
これを止める事は誰にもできない。隠れていたのが表面化しただけだからである。
治安の悪化、経済の停滞、自殺の増加などの社会の混迷がますます深まる事が予測される。
どうする事もできないが、予め知っているのと知らないのでは違うだろうから書いてみたのである。
読売新聞サイト『児童ポルノ画像への接続強制遮断、21日開始』とあるが、これは、「2011年4月9日 (土) 大道廃れて仁義あり」に書いた法律の増加予測を裏付ける。
今後も、ますます、法律が増えるだろう。
日本人心理の荒廃は、世界にも影響を与える事になるだろう。
読売新聞サイト『リビア反体制派への武器供与、関係国で意見対立』と『リビア空爆「強化」で溝…NATO外相会議』は最近では唯一の明るいニュースだが、日本もNATOに参加しているはずだが、どちらの側についているのだろうか?
読売新聞がNATOにおける日本の立場を一切報道しないのはどういうことか?
世界中の人間の心理が日本人同様に荒廃したら、NATOの会議の結果も自ずと知れよう。
◎ 2011年4月15日 (金) ミュータント
現代用語の基礎知識 自由国民社
放射線・・・放射性元素の崩壊に伴って放出される粒子線または電磁波。アルファ線・ベータ線・ガンマ線の3種をいうが、それらと同じ程度のエネルギーをもつ粒子線・宇宙線も含める。アルファ線はヘリウムの原子核、ベータ線は電子または陽電子から成る粒子線、ガンマ線は非常に波長が短い電磁波。いずれも気体を電離し、写真作用・蛍光作用を示す。1896年ベクレルにより、ウラン化合物から発見された。
宇宙線・・・宇宙空間に存在する高エネルギーの放射線、およびそれらが地球大気に入射してできる放射線。前者は、大部分が陽子で、他はヘリウム・炭素・窒素などの原子核。後者は陽子・中性子・中間子などの透過力の大きい硬成分と、電子・ガンマ線などの透過力の小さい軟成分とから成る。宇宙線の起源は超新星の爆発によると考えられている。
電磁波(electromagnetic wave)〔物理学〕
電場と磁場がからみあって真空中や空気中を光速で伝わる波を電磁波という。電波も光も電磁波で、両者は波長が非常に異なるだけである。電磁波を波長が長いほう(すなわち周波数の低いほう)から並べると、電波、赤外線、可視光線、紫外線、X線、ガンマ線と分類される。電磁波は光子という粒子の集団でもある。周波数の高い電磁波ほど光子のエネルギーが大きいので、光や紫外線が物質にあたると、化学反応を起こして物質を変質させる。強い紫外線、X線、ガンマ線は生体に悪影響を及ぼす。赤外線より波長の長い電磁波は化学反応は起こさないが、強度が強いと物質を発熱させる。ふつうの電波や送電線の下の電磁場が生体に影響を及ぼすとは考えにくいが、影響が皆無かどうかは、いまのところ断言はできない。飛行機の中や病院で電子機器の使用が制限されるのは、それから出る電磁波が、飛行機や病院が使用している機器に誤動作を起こすことがあるためである。
突然変異・・・(mutation) 親と明らかに異なった形質が、突然、子孫や枝葉に出現、または親の形質が消失し、それが遺伝する現象。遺伝子の変化に起因する。広義には染色体の変化によるものも含める。放射線の照射などで人工的に起したものを人為突然変異という。
突然変異(mutation)〔生物学〕
染色体や遺伝子に後天的な変化が生じた結果、親の持つ形質とは連続性がない形質が現れることで、この変異は子孫に遺伝する。突然変異は、多数の遺伝子にまたがって起こる染色体突然変異と一つの遺伝子内に起こる遺伝子突然変異に分けられるが、染色体や遺伝子の変化の仕方から、欠失、重複、逆位、挿入、転座などに分類することもある。突然変異の原因には、DNAの複製の誤りなどによって自然に起こる場合(自然突然変異)や、化学物質や紫外線などの突然変異原(mutagen)によって誘発される場合(誘発突然変異)がある。一方、各種生物に人為的に突然変異を引き起こし、突然変異体(ミュータント mutant)の遺伝子とその形質を解析する方法が盛んに用いられ、近年の生物学の発展につながってきたといえる。
ミュータント(突然変異体)は、「トータル・リコール」という映画に出てくる火星の入植者達である。
彼らは、宇宙線の影響で突然変異したことになっている。
宇宙線は、宇宙に存在する放射線の事である。
地球表面に宇宙線が届かないのは、オゾン層などの大気層(大気圏)が遮断しているからで、火星には大気層が存在しないため、地表にまで宇宙線が達する。
同じ電磁波でも、光は物質を通らないが、X線は物質を通る。
しかし、大気層は、光は通すが放射線は通さない。
そのため、一概にガンマ線は光よりも物質透過力が高いとは言えないだろう。
対象となる物質によるわけである。
ミュータントは、受精卵に放射線を照射して人工的に発生させることもできる。
そのため、妊娠中の場合は、強い放射線は避けた方が良いのだろう。
未婚で結婚願望のある人々も、できたら避けた方が良いに違いない。
おそらく、そのために現在、関東地方から西日本行きの新幹線に新婚夫婦が大勢乗っているという話があるのだろう。
電磁波が人体に与える影響は、専門家でも詳しくは分かっていないらしい。
俺としては、将来、ミュータントの大量発生は見たくないから、書いてみたのである。
福島第一原発事故よりも災害規模の大きいチェルノブイリ原発事故では、そのような話はおそらく出て来なかったが、気をつけるに越した事はない。
◎ 2011年4月17日 (日) 新聞の見出し問題とNATO事務総長の詭弁
神戸新聞(15日付け)
『リビア空爆を強化
NATOは14日、ベルリンで外相理事会を開き、市民への攻撃を続けるカダフィ政権軍に対する空爆を継続、強化することで一致。また政権軍部隊に対し、リビア全土で占領、封鎖している地域から撤退するよう要求した。〜ラスムセン事務総長は、〜リビアへの軍事介入を承認した国連決議は「市民防衛のあらゆる手段」を認めていると強調し、「NATOはそのために行動する」と宣言した。〜米軍はリビア市民を守るための政権軍への空爆は実施していない。空爆作戦に常時参加しているのは28加盟国中、英仏のほか、デンマーク、ノルウェー、ベルギー、カナダのわずか6カ国。』
読売新聞サイト(14日付け)
『リビア反体制派への武器供与、関係国で意見対立』
『リビア空爆「強化」で溝…NATO外相会議』
記事の内容を読むと、神戸新聞の見出しは間違いで、読売新聞の方が正しい。
空爆は続けられるが、強化はされなかったらしい。
神戸新聞は、見出しと内容が食い違う記事を書くのはまぎらわしいから止めてもらいたい。
ラスムセン事務総長は、空爆は賛成で反体制派への武器供与は反対らしい。
しかし、反体制派は既に武装しているから、あまり意味がない。
NATOは、カダフィ政権軍が反体制派への攻撃を止めるまで空爆を続けると言うが、攻撃しているのは反体制派も同じで、NATOが反体制派から武器を全て押収しない限り、結局は、カダフィ政権が崩壊するまで空爆を続けると言っているのと同じである。
NATO事務総長は詭弁家らしい。
◎ 2011年4月17日 (日) 人心の荒廃と東日本大震災復興
阪神・淡路大震災の時は、人情だの助け合いだのといった感じではなかったにしても、現在ほど人心は荒廃していなかった。
東日本大震災では、阪神の時よりも義援金は多く集まったが、日本人全体の心理がより荒廃しているため、被災者はおそらく、今後、日本全体から突き放されているような気分になるように思われる。
あまり、国家やNGO、NPO、国民の支援を当てにしていると、ろくでもない結果が待っているかもしれないから、自分達で新しい社会システムを構築するようなつもりでいた方が、裏切られ感は少なくて済むだろう。
義援金の分配が滞り過ぎているところからしても、既に怪しいではないか。
何もない状態では、無政府主義社会以外に参考にできるものはないのではないかと思われる。
中国青海省地震では、1年後の現在でも8万人がテント生活をしているらしい。
あちらは、共産主義だから、何一つ自由な行動は許されない。
それに比べると、日本は無政府主義社会を構築できるだけの余裕はあるかもしれない。
できなければ、来年の今頃は、中国以上に大変な事になっている可能性も否定できないだろう。
少なくとも、長期間の生活に必要最低限の施設のある被災地村の建設は、国家に強く求めるべきだろう。
村の設計プランも、被災地で用意するくらいであって良いのではないだろうか?
中国では、そんな事も許されないだろう。
◎ 2011年4月18日 (月) 履歴書
十数年前のこと、兵庫県明石市で就職の面接帰りの少年が刃物を持って無差別に通行人に襲い掛かった事件があった。
おそらく、就職活動が上手くいかなかったためではないだろうか。
実のところ、俺は社会人になって16年になるのだが、そのうち11年間は引きこもりである。
つまり、社員、契約社員、派遣社員、パートなどを合わせても5年間しか働いていないのである。
それで何で生きていられるのか?それは自分でも分からない。
その経験から、就職活動は面接ではなく履歴書であるという結論を持つようになった。
よく、就職活動関係の本には、人事担当者は履歴書ではなく人物重視だから面接に力を入れろと書いてあるが、あれは嘘である。
履歴書は、事実をそのまま書いたら間違いなく落とされる。
必ず、無職であった期間がほとんど無いような履歴書を書かなければならない。
嘘がばれたらあきらめるだけだし、少なくとも事実を書いたのでは全く見込みは無い。
面接など最終チェックに過ぎない。
俺自身は今後死ぬまでに就職することがあるのかないのかは分からないが、読者諸君の健闘を祈る。
◎ 2011年4月19日 (火) 有名人の行動に対する法律と社会の異常な態度
Wikipedia 「押尾学」
『2009年(平成21年)8月2日、借りていたマンションの同室でホステスとMDMAを服用してホステスが死亡した事件が発覚し(押尾学事件)、MDMA服用の容疑で逮捕された。』
スポーツ報知サイト
『裁判長、押尾被告をバッサリ「自己保身」「卑劣」…2審も実刑2年6月
合成麻薬MDMAを一緒に飲み、容体が急変した女性の救命を怠ったとして、保護責任者遺棄罪などで懲役2年6月の実刑判決を受けた元俳優・押尾学被告(32)の控訴審判決が18日、東京高裁で開かれた。出田孝一裁判長は「芸能人としての地位を失いたくないという自己保身の理由で被害者を放置した」と1審判決を支持、弁護側の控訴を棄却した。押尾被告は出廷しなかったが、周囲には「納得がいかない」と漏らし、即日上告した。
この日の法廷では、押尾被告が田中さんの遺族に謝罪文と100万円の損害賠償金を送付したが、受け取りを拒否され、現金を供託したことも明らかになった。』
実存哲学の基本は、理詰めで徹底的に考え抜く事である。
そこで、この事件について考察しよう。
事件は、『借りていたマンションの同室』で発生した。
ということは、この部屋で女が死ねば、検視の結果、薬物使用は必然的にばれることになる。
となると、一審、二審判決の『芸能人としての地位を失いたくないという自己保身の理由で被害者を放置した』というのは、明らかに間違っている。
なぜならば、もし、死ぬと分かっていたなら、自分の部屋に放置するわけが無いからである。
本人は死ぬとは思っていなかったのであろう。
仮に、薬物使用の発覚を恐れたのであれば、死体をどこか別の場所に移動させただろう。
芸能人が薬物を使用し発覚する例は多いが、実際に捕まっても、その後も芸能活動を続けている人は多い。
そのため、『芸能人としての地位を失いたくない』というのは、現実として当てはまらない。
つまり、何をどう考えたとしても、どれだけ押尾氏にとって都合の悪い考え方をしても、一審、二審判決は間違っているのである。
地方裁判所と高等裁判所の裁判官は、狂っているとしか思えない。
その他、有名人が下着をのぞいたとか、ありふれた痴漢行為などで、一般常識ではありえないような、ほとんど死刑のような判決と社会制裁を受けるのも極めて異常である。
一般人であれば、ニュースにすらならない。
この国の、有名人に対する異常なほどの嫉妬心は、一般人のみならず、裁判官にも浸透し、異常な判決を下させている。
法曹界も崩壊である。
実存主義社会においては、法律は存在しない。
これらの現状もまた、実存主義の正しさを証明するものである。
押尾氏が、遺族に『100万円の損害賠償金を送付した』とあるが、保釈金が1000万円で『損害賠償金』が100万円というのは少なすぎると思ったのだが、彼は自分が無罪だと思っているのだから、遺族に『損害賠償金』を支払うはずがないのである。
これは、『損害賠償金』ではなく、実際は見舞金である。
このマスメディアの書き間違いは、押尾氏に対する悪意のなせる業である。
マスメディアは、社会にとっての害悪以外の何物でも無い。
記事をよく読むと『様々な証拠隠滅工作をし心情は卑劣』ともあり、隠滅工作の内容を少し調べたところ、マネージャーが被害者の携帯電話を隠した事と、被害者から押尾氏がMDMAをもらったという供述が、警察の調査では、押尾氏が被害者に渡していたという事らしい。
『被告側はMDMAの譲り受けと、合成麻薬TFMPPの所持については認めたものの、保護責任者遺棄罪とMDMAの譲り渡しについて無罪を主張。』とあるが、もし、被害者への譲り渡しを隠そうとしたのであれば、裁判官の心象を害するだけの無駄な証拠隠滅行為だろう。
ただし、押尾氏が被害者に薬物を渡したならば、1つだけ気がかりが発生する。
被害者が致死量の薬物を無理に服用させられた場合である。
ただし、その場合は、殺害動機が必要になる。
それ以外では、これらの証拠隠滅行為が、俺のここに書いた内容を覆す事は無い。
それに、警察と言えども、どちらがどちらに渡したのかは、現場を取り押さえない限り分からないはずでは?
そして既に書いたように、この問題も殺意を立証できなければ、何の意味も持たないのである。
◎ 2011年4月20日 (水) 義援金の用途
読売新聞サイト
『布団やコメなど…相馬市「自立支援セット」好評
福島県相馬市が、避難所を出て市内のアパートや公営住宅などで生活を始める市民を対象に、食料や日用品などの「自立支援セット」を支給し、好評を博している。
ストレスの多い避難所生活を脱する動きを後押しするのが狙いで、市は「円滑に新生活をスタートさせる手助けになれば」としている。
自立支援セットは1人あたり、布団一式、コメ10キロ、缶詰3個、トイレットペーパー2袋のほか、おむつ(大人用、子供用)と生理用品がそれぞれ1袋、せっけんが一つ、即席めんとアルファ米が1世帯5人まで1箱、洗濯洗剤とカセットコンロが1世帯1個ずつとなっている。支援セットは全国から集まった支援物資で、18日現在、328世帯が受け取った。
ボランティアで支援セットの受け渡しをしている高野万有美さん(20)は「『本当に何も持っていないので、もらえる物は何でもありがたい』と言われる。避難所を出てからの生活も大変だと思うが、頑張ってもらいたい」と話す。
いわき市でも16日から、市などが用意した一時提供住宅への被災者の入居が始まり、入居者に、日本赤十字社から寄せられた洗濯機、冷蔵庫、テレビ、炊飯器、電子レンジ、電気ポットのほか、全国から寄せられたコメやカップ麺などの食料品、毛布、トイレットペーパーなどの生活必需品が支給されている。
』
現在、避難所生活を送っているのは、13万6000人ほどらしい。
そんな中で、なぜ、相馬市の住民だけが、住居と支援物資、日赤からの家電製品などを大量に支給されているのだろうか?
福島県や相馬市に直接、送られてきた支援物資ならば、大目に見れない事も無いが、日赤の対応は明らかに間違っている。
日赤には、義援金を集める資格は無い。
もし、来年の今頃に、被災地が大変な状況になっていれば、あるいは、復興が遅れたり、避難所生活者の不満が増大するようならば、その責任の一端は、日赤にもあるだろう。
◎ 2011年4月20日 (水) 偏見と正義
子供の頃、蜂は全人類の敵だと思っていて蜂の巣に石を投げつけていたのである。
すると、蜂は飛んで来て俺を刺したわけである。
俺は、その時、蜂は俺が石を投げたから俺を攻撃したのだと初めて気付いたのである。
つまり、俺は、そのときまで蜂は悪者だと思っていたのだが、全く悪者で無いことに気付いたのである。
俺が蜂は悪者だという偏見を持ったのは、蜂は毒針を持っており、それは、ひとえに全人類への挑戦だと思っていたからである。
その出来事によって、俺は自分は偏見を持ちやすく、あまり頭は良くないと自覚した。
その出来事があるまで、本気で蜂は悪者だと思っていたが、ある程度、成長すれば、そのような出来事が無くても、そのような偏見は持たないに違いない。
経験と強化された思考力がそれを許さないからである。
蜂は、自分や巣に危害を加える相手にしか危害を加えない。
今から思えば、その知識が当時の俺には欠けていただけかもしれない。
しかし、知識に左右される人生のいかに心もとない事か。