Windows ネットワーク
  1. Peer To Peer 接続

  2. 共有フォルダ

  3. サブネットに分割する理由

  4. ハブとルータ

  5. プリンタの共有

    インクジェットプリンタ共有設定

    ネットワークインターフェイスプリンタの設定

  6. 全二重通信と半二重通信

  7. ネットワーク設定の種類

  8. インターネット設定

  9. インターネットの基本

  10. Windows10 無償アップグレード

  11. コンピュータ ウィルスの侵入経路

  12. ネットワーク経由のシャットダウンを不可にする

  13. Recovery Management が Alt+F10 で起動しない

  14. パソコンの基礎知識




1.Peer To Peer 接続

WindowsLANには、ワークグループ(Peer To Peer のこと)とドメイン(クライアントサーバのこと)の2種類の設定方法がある。
ワークグループは、パソコン数が、およそ10台以内、ドメインは、それ以上の場合に使う。
ワークグループが大規模LANに向かないのは、コリジョンが発生しやすく、通信速度低下が著しいからだ。
ワークグループは、サーバが不要だが、ドメインは必要だ。
ワークグループは、2台のパソコンをクロスLANケーブルで繋ぐ方法と3台以上のパソコンをハブとストレートLANケーブルケーブルで繋ぐ方法がある。
Xと書かれたテープが貼られているLANケーブルがクロスで、そうでないのがストレートだ。


【Peer To Peerで2台のパソコンをクロスケーブルで繋ぐ場合】



@ 2台のパソコンを直接、LANケーブル(クロス)で繋ぎます。
A 一方のパソコンでB〜Eの操作を行います。
B [コントロールパネル] → [ネットワーク接続](WinXp の場合)を開きます。
  (Win7 の場合は、[コントロールパネル] → [ネットワークと共有センター] → [アダプターの設定の変更])
C [ローカルエリア接続] → 右クリック → [プロパティ] を選択します。


D インターネットプロトコル(TCP/IP)を選択して、[プロパティ]をクリックします。
  (Win7の場合は、インターネット プロトコル バージョン 4(TCP/IPv4)を選択して、[プロパティ]をクリック。ver4は、従来型のアドレスで、ver6は、より多くのグローバルIPアドレスを供給できるようにした新型である。長くなっただけで使い方に違いはないはず。)

E [次のIPアドレスを使う]を選択して、IPアドレスに192.168.0.1、サブネットマスクに255.255.255.0 と入力して、[OK] をクリックします。


F もう一方のパソコンも、IPアドレスを192.168.0.2として同様にB〜Eの操作を行います。
G [アクセサリ] → [コマンドプロンプト]を選択して、ping 192.168.0.x (相手側のIPアドレス) → [Enter]キーを押す を実行してRequest timed out.の文字が表示されなかったら、接続完了です。(このとき、相手側のセキュリティソフトは予め解除しておきます。ping(ピンと読む)の正常動作を確認したらセキュリティを復活させます。)
  (Win7 に標準でインストールされているセキュリティソフトである Windows ファイアウォールは、[コントロールパネル] → [ネットワークと共有センター] → [Windows ファイアウォール] → [Windows ファイアウォールの有効化または無効化]で、[Windows ファイアウォールを無効にする(推奨されません)]を2つとも選択して、[OK] をクリックすることで、無効化できる。WinXp の場合も似たような感じで Windows ファイヤウォールを無効化できる。WinXp で ping だけを Windows ファイヤウォールから外すには、コマンドの ping の項を参照。コマンドプロンプトは、exit と入力し[Enter]キーを押しても終了できる。ping に限らず、通信機能のあるソフトは、セキュリティを解除しないと使えないものが多い)
上手くいった場合、以下のように表示される。



【Peer To Peerで3台以上のパソコンをハブとストレートケーブルで繋ぐ場合】



@ パソコンはそれぞれ、上図のようにストレートケーブルでハブと繋ぐ
[Windows7の場合]
A  → [コンピューター]を右クリック → [プロパティ]をクリック


B [コンピューター名、ドメインおよびワークグループの設定]で、[設定の変更]をクリック


C [システムのプロパティ]ダイアログの[コンピューター名]タブで、[変更]をクリック


D [コンピューター名/ドメイン名の変更ダイアログ]で、[コンピューター名]と[ワークグループ名]を入力し、[OK]→[OK]。コンピューター名とワークグループ名は任意で良いが、コンピューター名は同じハブに接続されている他のPCとは別の名前にし、ワークグループは同じ名前にする。
- 例 -
1台目2台目3台目
コンピューター名PC1PC2PC3
ワークグループ名WORKGROUPWORKGROUPWORKGROUP
IPアドレス192.168.0.1192.168.0.2192.168.0.3
サブネットマスク255.255.255.0255.255.255.0255.255.255.0



E pingで接続の確認をする。 → [コントロールパネル]をクリック
F 先ずは、セキュリティを解除する。[Windows ファイアウォール]をクリック
G 左ペインの[Windows ファイアウォールの有効化または無効化]をクリック
H [プライベートネットワーク]と[パブリックネットワーク]の[Windows ファイアウォールを無効にする(推奨されません)]を選択して[OK]
I 画面左上のを2回クリックしてコントロールパネルに戻り、[ネットワークと共有センター]をクリック


J 左ペインの[アダプターの設定の変更]をクリック
K [ローカルエリア接続]を右クリックし、[プロパティ]をクリック


L [インターネット プロトコル バージョン 4(TCP/IPv4)]を選択し、[プロパティ]をクリック


M [インターネット プロトコル バージョン 4(TCP/IPv4)のプロパティ]ダイアログでIPアドレスに 192.168.0.1 、サブネットマスクに 255.255.255.0 と入力して[OK]→[OK]


N 他の2台もそれぞれ、コンピューター名を PC2、PC3、IPアドレスを 192.168.0.2 、192.168.0.3 としてA〜Mを実行する
O →[すべてのプログラム]→[アクセサリ]→[コマンドプロンプト]で他の2台のIPアドレスに向けて ping を打つ
P 通信できる事を確認したら、全てのPCの[Windows ファイアウォール]を有効化する




2.共有フォルダ

LAN環境では、他のコンピュータのファイルを操作できます。

@ [ファイル(F)] (または、何も無いところで右クリック) → [新規作成] → [フォルダ]で作成したフォルダの名前を「共有」と変更します(他の名前でも可)。
A 作成したフォルダを右クリック → [共有]タブを選択します。
B [このフォルダを共有する]を選択 → [OK]をクリックします。


C [コントロールパネル] → [システム] → [ネットワークID]タブを選択して、コンピュータ名を確認 → [OK]をクリックします。


D 他のコンピュータで、[マイ コンピュータ]のアドレス(D)欄に、\\mate1 (\\接続先コンピュータ名 UNC名と呼ぶ)と入力 → [Enter]キーを押すと共有フォルダにアクセスできます。


E Bのときに共有名の後ろに$を付けると隠し共有フォルダになります。
  フォルダは表示されませんが、\\mate1\共有$でアクセスできます。
F 場合によっては、接続先コンピュータのユーザ名とパスワードが必要なときがあります。ユーザアカウント


3.サブネットに分割する理由

通信は対向する他通信とぶつかると壊れて読み取れなくなります。
通信がぶつかることをコリジョンと呼びます。
送信元はコリジョンを検知すると同じ内容を再送するので、通信速度が低下します。
Windowsネットワークでは、ネットワーク内の全ての接続機器(ノード)に対して同じ内容のデータを一斉に送信することがあります。
これをブロードキャストと呼びます。ブラウジングなどで使われます。
また、リピータハブを使った場合は、ブロードキャストであってもなくても、ネットワーク内の全てのノードに同じ内容が送信されます。(指定された送信先のみがデータを受け取り、その他のノードはデータを受け取りません。スイッチングハブを使った場合は、送信先にのみ送られます。)
そのため、ネットワーク内のノード数が増えるとコリジョンの発生率が上がります。

コリジョン発生件数を減らすには、ネットワーク内のノードの数を減らす必要があります。
そのためにネットワークをサブネットに分割します。
ブロードキャストは他のサブネットには届きません。
サブネットに分割するのは簡単です。対象となるノードのIPアドレスと場合によってはサブネットマスクを変更するだけです。
IPアドレスのネットワーク部が同じノードは同一サブネットにあることになります。


4.ハブとルータ

3台以上のパソコンやネットワークプリンタを接続したいときは、ハブを使用します。
ハブと機器は、LANケーブル(ストレート)で接続します。
設定の仕方は、Peer To Peer と同じです。
IPアドレスが他の機器と重複しないようにします。
後は、[マイコンピュータ]を右クリック→[プロパティ]→[コンピュータ名]タブ→[変更](Win7 の場合は、[コントロールパネル]→[システム]→[コンピューター名、ドメインおよびワークグループの設定]→[設定の変更]→[コンピューター名]タブ→[変更])で他のコンピュータと同じワークグループ名を入力したら、基本通信設定は完了します。
ワークグループではなくドメインに参加したい場合は、ドメインコントローラにユーザアカウントを追加後、ワークグループと同じ手順でドメイン名を入力します。
企業内で、インターネットに接続したいときは、ブラウザでプロキシの設定をします。メールを使用するときは、メーラで自分のメールアドレスやメールサーバのアドレスを設定をします。メーラは、送信内容の暗号化機能が付いているフリーソフトやシェアウェアを使用することが多いようです。ネットワークプリンタを使用するときはプリンタ共有の設定をします。

ハブは、同一サブネットの機器の接続に使用します。

ルータ は、サブネット間を接続するための機器です。
通信経路を設定する機能(ルーティング)や自動的にIPアドレスをパソコンに割り振る機能(DHCP)、プライベートIPアドレスのパソコンをインターネット接続できる機能(NAT,IPマスカレード)がある場合もあります。
IPマスカレードはNATが進化したもので、1本のインターネット回線で複数台のパソコンを接続できます。また、ポート番号も変換するのでファイヤウォールにもなります。
DHCPを使うときは、1-Eを[IPアドレスを自動的に取得する]に設定します。


5.プリンタの共有



上図の@〜Cは、ハブで接続されています。
CとDはシリアルかUSBケーブルで接続されています。

プリンタを複数のPCで共有したいときは、プリントサーバが必要です。
プリントサーバは、印刷内容をスプール(一時保持)します。
Dのプリンタはプリントサーバがありませんので、CのPCをプリントサーバとして使います。これは、NetBIOSの共有プリンタの機能です。

@はネットワークインターフェイスプリンタで、プリントサーバを内蔵しています。
AがDのプリンタで印刷したいときは、Cでプリンタをセットアップするときに[共有]を指定した上で、Aでネットワークプリンタとして設定します。Aの設定の際は、UNC名(\\Cのコンピュータ名\Dのプリンタ名)を指定できます。
Cが起動していないときは、Aは印刷できません。

@はDと異なり、IPアドレスを持っています。
そのため、他のパソコンを経由する必要はありません。(経由できますが、経由先のPCが動作していないときは使えません)
プリンタのIPアドレスは、プリンタ付属のCD-ROMで設定します。
プリンタを直接操作して、ステータスを印刷するとIPアドレスが分かります。
手動で設定するときは、ローカルプリンタを選択し、プラグアンドプレイのチェックを外します。

インクジェットプリンタ共有設定

先ず、上図のCのPCでDのプリンタの設定情報の確認とCのPCの共有化設定をする

CのPCで、デスクトップの[マイコンピュータ]アイコンを右クリック→[プロパティ]→[コンピュータ名]タブでコンピュータ名を確認する
コンピュータ名は、紙にでも書いて覚えて置く
ここでは、Cのコンピュータ名は mate1 だったとする

CのPCで[スタート]⇒[設定]⇒[プリンタ]


該当プリンタのアイコンを右クリック⇒[プロパティ]

[共有]タブをクリック⇒[共有する]を選択⇒[OK]
このとき、プリンタ名(下図の場合は、CanonBJS)を紙にでも書いて覚えて置く


AのPCで[スタート]⇒[設定]⇒[プリンタ]
[プリンタの追加]をダブルクリック


[次へ]をクリック


[ローカルプリンタ]を選択し、[プラグアンドプレイプリンタを自動的に検出してインストールする]のチェックを外す⇒[次へ]


[新しいポートの作成]を選択⇒[Local Port]を選択⇒[次へ]


Cのコンピュータ名とDのプリンタ名のUNC名を入力⇒[OK]
この場合は、\\mate1\CanonBJS



ネットワークインターフェイスプリンタの設定

[スタート]→[設定]→[プリンタ]→[プリンタの追加]をダブルクリック


[ローカルプリンタ]を選択、[プラグ 〜]のチェックを外して[次へ]をクリック


[新しいポートの作成]を選択→[Standard TCP/IP Port]を選択して[次へ]をクリック


[プリンタ名またはIPアドレス]にプリンタのIPアドレスを入力して[次へ]をクリック



6.全二重通信と半二重通信

受信と送信を同時に行える通信環境を全二重通信、受信と送信を片方ずつしか行えない通信環境を半二重通信と言います。
Peer To Peer 接続などLAN(クロス)ケーブルを使った通信は、全二重通信です。
リピータハブとLAN(ストレート)ケーブルをを使ったLAN環境は半二重通信です。
リピータハブを使わないでスイッチのみでLANを構築すると全二重通信ができるそうです。




7.ネットワーク設定の種類

以上のWindowsのネットワーク設定をまとめると、以下のように分類できる。




8.インターネット設定

Windows2000,XP のパソコンをWindows7,8 に買い換える場合(家庭・企業)

つまり、前のパソコンと全く同じネットワーク設定にしてやれば良いだけである

パソコンを新調すると、プリンター設定も必要だ。
プリンターの設定は、プリンター付属のCD−ROMをパソコンにセットして、画面の指示に従って、プリンタードライバーをパソコンにインストールすればいい。
CD−ROMを無くした場合は、現在使用しているプリンターのメーカーのホームページから、該当機種のドライバーをデスクトップにダウンロードして、それをダブルクリックして、画面の指示に従ってインストールすればいい。
インストールの仕方がわからないときは、プリンター付属のマニュアルを読むか、グーグルで、
プリンターの機種名 インストール
と入力して検索すればいい。

パソコンのセキュリティ状態の確認は、アクションセンターで行う。
  • Windows7 の場合
    → [コントロールパネル]をクリック


    [アクションセンター]をクリック


    [ネットワーク ファイアウォール]と[Windows Update]と[ウィルス対策]と[スパイウェア対策]が有効になっていれば良い


  • Windows8 の場合は、121ware.com サイトのWindows 8 / 8.1のアクションセンターでセキュリティ状態を確認する方法を参照

    基本知識(家庭編)

    家庭用の常時接続環境における通信機器は、ブロードバンドルータである。
    既にインターネット環境があり、パソコンを買い換えるだけの場合は、パソコン設定だけすれば良く、ルータ設定は不要である。
    しかし、新規でインターネット環境を構築する場合は、両方とも設定する必要がある。
    インターネット上にある通信機器(サーバやルータなど)は、必ず、グローバルIPアドレスを持っている。
    グローバルIPアドレスは、機器の識別に使われるため、世界中で一つたりとも重複する事は無い。
    ルータもインターネット側では、このグローバルIPアドレスの設定が必要である。
    通常は、プロバイダからネットを介して自動的に割り当てられるから、ルータにプロバイダの設定が必要となる。
    ルータ設定内容は、ルータの記憶装置内に保存されるが、設定は、PCで行う。
    ルータ設定をやり直したい時は、爪楊枝などでリセットボタンをランプが点滅するまで20秒ほど押し続ける必要がある。
    ルータは、PC側では、ローカルIPアドレス(プライベートIPアドレスのこと)を持っている。
    つまり、ルータは、インターネット側のグローバルIPアドレスとPC側のローカルIPアドレスの二つのIPアドレスを持っているのである。
    そのため、ルータにはローカルIPアドレスの設定も必要である。
    PCは、自分の持っているローカルIPアドレスとルータのローカルIPアドレスが繋がるように設定しなくてはならない。
    ルータのDHCPで自動的にPCのローカルIPアドレスを配布するように設定した場合は、PC側は、[IPアドレスを自動的に取得する]に設定するが、そうで無い場合は、[デフォルトゲートウェイ]にルータのローカルIPアドレスを設定する。

    基本知識(企業編)

    自社のLANに接続できるようにPC設定しただけでは、通常、インターネットはできない。
    インターネットに接続するには、インターネットエクスプローラで[ツール]→[インターネットオプション]→[接続]タブ→[LANの設定]→[プロキシ サーバ]の設定をすることが多い。
    具体的な設定事項は、自社のネットワーク管理者に聞くこと。


  • 9.インターネットの基本



    インターネット上には、数種類のサーバがあり、その内のDNSサーバが、それらの全てのサーバの位置を管理している。
    例えば、http://www.kaisha.co.jp にアクセスしたい時は、先ず、.(ドット)というDNSサーバに行き、そこで jp というDNSサーバの位置を調べ、jp に着いたら、co の位置を調べ、co に着いたら kaisha の位置を調べ、最後に www に到達する。
    この作業は、名前解決と呼ばれる。
    jp や co などは、DNSサーバのドメイン名である。
    www は、サーバ名(厳密には、サーバのコンピュータ名)だが、本当の名前ではなく、HTTPサーバのエイリアス(仮の名前)である。
    本当のサーバ名を他人に知られると攻撃される恐れがあるため、HTTPサーバには、www が使われることが多い。
    HTTPサーバは、ウェブサーバとも呼ばれ、ウェブページが置いてある。
    つまり、ドットから kaisha までがDNSサーバであり、www だけがHTTPサーバである。
    このようなツリー構造を使って、ネット上では、サーバの位置が管理されている。
    HTTPサーバに限らず、どのサーバもこの仕組みで位置を調べるため、DNSサーバは、ネットの要である。
    このネット上のDNSサーバは、LANのドメインのDNSサーバと同じものである。
    即ち、ドメインは、ネット環境をそのままLANに持ち込んだものである。


    10.Windows10 無償アップグレード

    Windows10 は、起動と終了が 7 よりも速いが、10 はファイルのコピー/移動が遅い。
    また、Windows Update を手動設定にできないから、PC がフリーズ状態になる事が多い。
    10 では、IE や Edge ではウェブページのファイル保存ができないから、保存する場合は、Chrome や FireFox などを使う必要がある。
    1. 空の DVD メディアを用意する
    2. 現在使用の PC の OS のタイプ(32bit か 64bit か、Pro か Home か)を確認をする。Windows7 の場合は[マイコンピュータ]を右クリック→[プロパティ]。Windows8 の場合は[Windows]キーを押しながら[X]キー→[システム]
    3. https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10で[ツールを今すぐダウンロード]をクリックし、MediaCreationTool.exe をダウンロードする
    4. MediaCreationTool.exe をダブルクリックし、指示に従い、現在使用の OS と同じタイプの ISO ファイルをダウンロードし、DVD に書き込む
    5. DVD を開き、(Windows7 の場合は[マイコンピュータ]から、Windows8 の場合は[Windows]キーを押しながら[E]キーでエクスプローラから)Setup.exe を実行し、windows10 がインストールされるのを待つ(随分時間がかかるが、フリーズではないから気長に待つ)


    6. Windows10 が起動すると WiFi 無線 LAN の設定がある
    7. 画面サイズが、1024 X 768 に変更される場合があるが、それはディスプレイドライバが Windows10 に対応していないからで、使用 PC のメーカーのサイトで最新の VGA ドライバをダウンロードする。ダウンロードしたドライバ(例えば、VGA_Intel_W7x64.zip など)を解凍し、[PC]アイコンを右クリック→[プロパティ]→[デバイスマネージャ]→[ディスプレイアダプタ]→[標準ドライバ]を右クリック→[ドライバソフトウェアの更新]→[コンピュータを参照してドライバソフトウェアを検索します]→[次の場所でドライバソフトウェアを検索します]で先ほど解凍したVGA ドライバのディレクトリを入力→[次へ]→ドライバが更新されるのを待つ




    Windows10 を 7 に戻したら、驚くほど動作が快適になった。
    リカバリーディスクから、7 に戻す場合は、10 で Shift キーを押しながらシャットダウンをクリックする。
    CD/DVD ドライブから起動できない場合は、Windows が起動する前に F2 キーを押し、BIOS で起動順序をハードディスクよりも CD/DVD ドライブを上にするか、F12 キーを押して、CD/DVD ドライブから起動する。
    この場合、もちろん、PC 側のインターネット設定もやり直さなくてはならない。


    11.コンピュータ ウィルスの侵入経路

    ウィルスの侵入方法には、ネット上のコンピュータを直接攻撃する方法とオペレータにウェブページのボタンなどをクリックさせる方法がある。
    更に、コンピュータに侵入したウィルスは、様々な経路で他のコンピュータに感染する場合がある。

    11-1.ウィルスの一次感染

    11-1-1.サーバを直接攻撃する場合

    先ず、所在の分かっているサーバのセキュリティホールを突き、管理者権限を取得し、ウィルスを入れる。
    開いているポートがセキュリティホールとなる場合が多いから、使用していないポートは閉じるべきだ。
    このウィルスが、ネット上の他のコンピュータ(サーバやPC)のIPアドレスに向けて手当り次第に攻撃を仕掛けることになる。
    前回同様にセキュリティホールを突いてウィルスを侵入させる場合もあれば、Dos攻撃の場合もある。
    Dos攻撃とは、大量の無意味なデータを送りつけてコンピュータを忙殺させる手法だ。
    これは、ウィルスが侵入するわけではないが、その間、動作速度が遅くなる。

    11-1-2.オペレータにウィルスをダウンロードさせる場合
    アダルト系などの怪しげなサイトでボタンをクリックすると、ウィルスがダウンロードされる場合が多い。
    また、ウィルスの添付ファイルが付いたメールが届く場合もある。
    不審なメールの添付ファイルは開かないことだ。

    11-2.ウィルスの二次感染

    11-2-1.コンピュータに入り込んだウィルスは、USBメモリに潜伏して、別のPCに感染する場合がある。

    11-2-2.ウィルスが、感染先のメールのアドレス帳を使って、ウィルス付きのメールを勝手に送信する場合がある。

    大抵のウィルスは、ウィルス対策ソフトのスキャンで駆除できるが、OSのクリーンインストールで消去する方法もある。ただし、HDが出荷時の状態に初期化される。
    ネットワーク設定も消えるから、初心者には勧められない。


    12.ネットワーク経由のシャットダウンを不可にする

    ネットワーク経由のシャットダウンを不可にする

    WiFi経由で外部から強制終了させられる事がある。
    Windows10の場合について説明する。

    WiFiパスワード解析対策

    WiFiパスワードを片っ端から試して、解析するツールがあるから、パスワードは極力長めにし、頻繁に変更するようにする。
    変更方法は、ワイヤレス ネットワーク パスワードの調べ方 - Microsoftを参照


    13.Recovery Management が Alt+F10 で起動しない

    ACER 系のリカバリシステムは、PC の電源をオンにして、OS が起動する前に Alt キーを押しながら F10 キーを連打すると起動するが、ブートセクタが壊れると起動しなくなり、「ブーストオプションの編集」画面が表示される。
    このリカバリは、Alt+F10 でできなくても、F8 で代用できるから、修復する必要はないが、修復することもできる。
    ブートセクタの修復には、TestDisk が使える。

    ドライブ選択で Disk \\.\PhisicalDrive0 を選択して、以下の手順を踏む
    先ず、[ Analyse ] 先ず、[ Advanced ]で[ Boot ]の Bad を修復する。
    次に、[ MBR Code ]でブートストラップローダを修復する。


    14.パソコンの基礎知識

    オペレーティングシステム(OS)とは、パソコン(PC)を操作するソフトウェアのことだ。
    OSには、マイクロソフトのMS−DOSやウィンドウズ、グーグルのアンドロイド、アップルのMac OSやiOSなどがある。
    昔のPCは、メーカーごとに仕様が異なるため、ソフト会社はPCごとにソフトを作り直す必要があった。
    ところが、OSの出現でPCの機種が違っても同じソフトが使えるようになったのだ。
    PC内部は、演算装置のCPU、作業用記憶領域のメインメモリ、保存用記憶領域のハードディスク(HD)やCD−ROMなどで構成される。
    HDやCD−ROMは、読み書きは遅いが、電源が消えても保存内容は保持される。
    メインメモリは、あまり容量が大きくないため、足りなくなったら、HDもその代わりとして使われる事があり、その領域を仮想メモリと呼ぶ。
    仮想メモリの内容も電源を切ると消去される。
    以下の図の記憶装置は、USBメモリ、またはメモリスティックと呼ばれるもので、外付けHDみたいな使い方ができる。

    イラストはGATAGより
    USBメモリの使い方は、他サイトを参照


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